
筆者は是迄、マンション起業のスタートアップに4番目入社したり、東証プライム市場の会社で就業したりと、様々な企業フェーズの企業合計4社で経験を積んできました。
スタートアップ起業ですと、「後1ヶ月で資金調達が出来ないと解散です」という事も2度や3度ではありません。そんな中ですので、常にサバイバル力を磨いてきた自負もあり、経験値をベースに色々お伝えできる部分もあると思っています。
結局最後は自分と向き合うことがビジネスにおいても重要になってくるということで、
本記事では「セルフ・アウェアネス」についてお話をしたいなと思っています。1on1等に活かせる話でもあるので、能力開発やスキル向上の一助になれば嬉しいです!

目次
1. そもそもセルフ・アウェアネスって何?
直訳すると「自己認識能力」になります。
感情的知性を形成するもっとも重要な要素の1つとして、全世界で注目されている言葉になります。
自己認識とは、自分の感情・長所・短所・欲求・衝動について深く理解することですが、そのためには「内省」、すなわち自分自身との対話の積み重ねが欠かせません。
・自分は何がしたいのか
・自分の好きなことは何か
・自分は一体どういう人間なのか
という事について、正しく認識を深めていく事と認識いただければと思います。
この認識を深めていくことが、よりよいコミュニケーション・よりよい仕事に繋がっていくという文脈で捉えてください。
こんな感じですね。
・自己認識がずれていないことで、相手に対して適切な粒度・頻度で報連相ができる
・自己認識がずれていないことで、正しく情報を読み解き、次の一手を着実に踏み出すことができる
本サイトでキーワードとして頻出する「自分らしさ」「ウェルビーイング」等と、自分自身を深く知るという観点では被っている所もありますね。
下記記事で筆者自身の”自分らしさ”について纏めているので、気になられたら是非ご一度ください。
2. セルフ・アウェアネスの著書を読んでみて
今でも大好きな著書なのですが、3年程前に購入し感銘を受けた著書がセルフ・アウェアネス (ハーバード・ビジネス・レビュー [EIシリーズ])

元々組織人事コンサルタントやビジネスサイドの社内育成担当としての経験を積んでいた時期ということもあり、この言葉は理解はしていたんですが、せっかくの機会なのでがっつり学ぼうと思い購入しました。
概念的なところの整理が筆者なりにできたので、忘れない様に共有をさせてもらいます!
ポイントは”2種類”の自己認識
これ勘違いが結構あって(筆者も少し勘違いしてました)、自己認識には2種類あると!
(1) 内面的自己認識
(2) 外面的自己認識
何のこっちゃですよね?解説していきます!
(1) 内面的自己認識
一言で言うと「WHO AM I(私は誰?)」ですね。
自分は何者であるのかと言うことについて自己対話や内省を通じて深く考えていくこと。一般的には、“内省が重要だよ”みたいな話をしている文脈ってこの内面的自己認識のことを指している事が多い様に感じます。
(2) 外面的自己認識
一言で言うと「周りが認識している自分」です。
自分自身って社会的にどんな影響と印象を与えている人物なのかと言うことを、冷静に客観的に判断をする事です。
ここが結構抜けている観点かなと個人的には思っていて、深ぼっていきましょう。
外面的自己認識が不足することで起きそうな事
「俺すごいから、俺に従え」
・・・ボス猿とかの野生動物の群れだったりとか、ワンマン社長とかにみられる
「私たち凄いから、私たちと一緒にいなさい」
・・・宗教的な考えに固執している方
「私なんて全然なんで、意見言うなんておこがましいです」
「まだまだ私は社会に貢献できていないんで、ダメなんです」
・・・筆者はこう言う人を”野武士”と呼んでいますが、謙遜しすぎるタイプの方
自身が周りに対して発揮している価値や影響度を正しく認識できていないので、第三者からすると違和感を感じます。
「え、なんでその考えが正しいって思ってるんだろう?」
「いやいや、逆にそれってへりくだり過ぎじゃない?」
みたいな。
そして、本書では、外面的自己認識を担保する上で重要なのは”対話”と説いています。
外面的自己認識を担保する上で重要なのは”対話”
対話と会話の違いから紐解いていきます。
▼対話と会話は何が違うのか
抜粋します
会話と対話の違いを理解する鍵は「意味」にあります。私たちは同じ状況を経験していても、その状況の「意味」を共有できていないことが多々あります。
例えば、ベテラン社員にとっては「よくある大したことのないミス」が、新入社員にとっては「自分の会社人生を左右する様なミス」の様に見えてしまい、深刻に悩むといった様な事です。同じ物事を見ていても、その人にとっての意味は本当にバラバラです。
コミュニケーションが噛み合わない時は、必ず何かしらの意味のずれが生じているのです。
対話は、この意味のズレをすり合わせ、共有していくためのプロセスを指します。自分の気持ちが「伝わらないな・・・」と思った時は対話のチャンスです。
簡単に言うと、
相手とのつながりに意味・意図を見いだすことができているかが、対話と会話の違いになります!
会話も対話も1人ではできませんが、対話の方がより相手方のスキルや引き出し力に影響を受けそうですね。
まさに、1on1で上司が部下に対して対話を促してあげるとかが、出来ると良いことに感じます。
3. 纏め
纏めです。
正しい自己認識は内省と対話から生まれる
- 自己認識には、内面的自己認識と外面的自己認識の2つある
- 外面的自己認識は特に不足しがちで、その原因は自分以外の価値観への関心の低さや、自分の価値観への自信のなさがあげられる
- それにより、内面的自己認識と外面的自己認識にGAPが生じ、正しい自己認識が図れなくなってしまう
- なので、自分の思い描く自分と周りから見られていることにGAPが生じ、違和感が生まれてしまう
現在行っている1on1について違和感がある方は、一度セルフアウェアネスの本を読んでみていただいて、上司の方であれば部下の方と”対話”を意識し、内省を促してあげるアプローチを試みても良いかもしれません。
自己認識というキーワードでセルフ・アウェアネスを考察していきましたが、”伝える”という文脈でコミュニケーションを考察している記事がこちらです。興味がある方がいれば是非ご一読ください。
何かこの記事を見ていただいた方のキャリア形成の一助になるような情報がお伝え出来ていれば嬉しいです。




